企画展 2F 開館30周年記念展 日本の70年代 1968-1982 

2012.9.15 [土] - 11.11 [日]

学生運動の激化や大阪万博の熱狂など、1970年前後の日本は、熱い時代を迎えていました。同じ頃、様々な分野の表現者が大胆に交流しながら、芸術を根源から問い直そうとする動きが起こります。表現することを疑い、原点を探るような試みが多く現れました。同時に、万博に反対する反博や、権威と見なされた組織への反抗なども起こります。
時代の気分が大きく変化した70年代後半になると、原点から再出発するように絵画が復権します。軽やかで日常的なイラストレーションも多く見られるようになります。若者文化を取り上げる雑誌が次々と創刊され、セゾン文化と呼ばれる西武百貨店を中心としたデザインやコマーシャルの華やかさは、この時代を彩りました。
本展は、当館が開館した1982年までの15年間の時代の精神を、美術、デザイン、建築、写真、演劇、音楽、漫画などによって回顧しようとするものです。
お詫び
「日本の70年代 1968-1982」の図録P.79の『TAU 現象としての建築雑誌』の解説のなかで、「SF作家となる石川喬司が編集」と記載しましたが、関係者の方より編集者は同姓同名の別人、との指摘をいただきました。お詫びして訂正させていただきます。

会期

2012.9.15 [土] - 11.11 [日]

休館日

月曜日(9月17日、10月8日は開館)

開館時間

午前10時〜午後5時30分(入場は閉館の30分前まで)

観覧料

一般1000円(800円)、大高生800円(640円)
※( )内は20名以上の団体料金。
※中学生以下と65歳以上、障害者手帳をお持ちの方(付き添い1名を含む)はいずれも無料です。展覧会入場時に確認いたしますので
・65歳以上の方は、年齢を確認できるもの(運転免許証、健康保険証等)をご持参ください。
・障害者手帳をお持ちの方は、手帳をご持参ください。

主催

埼玉県立近代美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会

協賛

ライオン、清水建設、大日本印刷、損保ジャパン、日本テレビ放送網

協力

JR東日本大宮支社、FM NACK5

天井桟敷《星の王子さま》ポスター デザイン:宇野亜喜良1968年 ポスターハリス・カンパニー蔵

真﨑・守《ジロがゆく》原画 1969年 作家蔵

「ぴあ創刊号」1972年8月号 ぴあ株式会社蔵